樹木葬園内は、シャクナゲやつつじが沢山咲いており綺麗ですが、それらの花は、ほとんどが私が植えた物です。今回ご紹介する花は、私が植えた物ではなく自然に生えてきた花たちです。寺の付近の土手にシャガが群生していますが、これも自然に生えた物です。日向でも日陰でも沢山咲いていますので、もともと丈夫な花なのだと思いますが、まとまって咲いているととても美しく感じます。
土手に咲く菜の花も黄色が目立ちますが、これも自然に生えた物です。どこかの畑で作られていた物が鳥などによって種が運ばれて来たのだと思います。山つつじのオレンジ色も綺麗です。私が子供の頃は、道の脇の土手に沢山あったのですが、ほとんどが盗掘されてしまい今は山の奥でないと見かけなくなりました。また、日当たりが悪いと枯れてしまうので、里山が放置されてからは本当に数が減りました。
霊園内も最初は荒れていたので、山つつじも少ししかなかったのですが、下刈りで日当たりが良くなり自然に生えてきた物が沢山あります。園芸品種のつつじも綺麗な色の物がありますが、山つつじのオレンジは、個体によって薄い物や濃いものがありとても美しく感じます。この時期は毎回同じことを書いていますが、やはり一番美しいと思うのは木々の新芽の色合いだと思います。落葉樹の柔らかな新芽の色合いも綺麗ですが、今は常緑樹の新芽の季節でもあります。常緑樹も木によって鮮やかなグリーンの物や赤みがかった物など沢山あり、今の季節は、遠くの山が美しいです。
ただ困るのは、常緑樹も新芽と入れ替わる時に落葉する事です。なるべく、園内を清掃していますがこの時期に葉が落ちるのは常緑樹の落葉した物です。清掃が十分でない時もあると思いますが、あまりにも沢山落葉するのでお許しください。