新年にあたり、また新たな気持ちで歩き出そうと思います。私は年男で還暦を迎えました。ほとんどの方が同じ気持ちだと思いますが、気はまだ若いのに年だけは、あっという間に取ってしまいました。父が頑固な人だったので、とても嫌だったのですが、いつしか自分も同じになってしまいました。僧侶である自分は、何かを生産して世の中に貢献しているわけでもなく、皆様に頂いたお布施で生かされている事を再認識して、どうもありがとうと言う感謝の気持ちで謙虚に生きなければと思っています。悟りをえると言いますが、誰かに対して本当に無心で心の底からどうもありがとうと言えたならば、そこには、自我と言う物は無く、その気持ちが悟りと言う物に近いように思います。

  

  

霊園ですが、寒い日が続いていますので、曇りで風があると耳が痛くなります。無風で日当たりだと南側斜面ですからとても暖かです。猫たちがよく知っていて、時々、日向ぼっこをしています。花は、サザンカや椿が咲いているだけで寂しい感じがします。ただ花々には沢山の花芽が付いていますので、春には美しい花が咲くと思います。ご存知の方は少ないと思いますが、マユミの木の実が目を引きます。周りの山並みは変わらず非常に奇麗に見えます。これだけ寒いと雨がふると雪になるように思います。天候が悪い日のお参りはご注意ください。