去年の夏頃に付近の山の木々の葉が枯れている事に気が付きました。ナラ枯れと言う言葉は数年前から知っていましたので、調べてみましたが、どうもナラ枯れの被害が出始めたようです。

  

  

カシノナガキクイムシと言う小さな甲虫が媒体となってナラ菌と言うコナラ、シイ、カシと言った昔からある里山の木々を枯す菌をばらまいて樹木を枯らしているようです。最初は、日本海側に多かったようですが、最近は関東地方でもかなりの被害を出しているそうです。各県でホームページを作成していますが、残念ながら千葉県の対応はかなり遅れていると思います。

神奈川県では、コロナ渦でも講習会を開いたりして真剣に取り組んでいるとの事です。私もかなり調べました。一度、発生すると周りの木々にかなりの被害を出すそうです。甲虫自体を死滅させることは難しく、一本、一本の木に虫が入っても大丈夫なようにドリルで薬を注入するしか方法はないようです。

先日、製薬会社の方に話をうかがって、4月から5月の中旬ごろまでに作業をする事にしました。薬の単価が高いのと注入する予定の全ての木の直径を計測する必要がありかなり厄介ですが、里山を守る為には絶対に必要な事だと思います。(写真は、周りの木が緑なのに赤くなっている木が被害を受けた物で、去年の夏に撮影しました。)幸いなことに霊園内の樹木は去年枯れませんでしたが、何もしないとおそらく今年は被害が出ると思います。冬は虫が冬眠しているので、樹木が芽生え始めて、水を吸い上げる時期に対策する必要があるようです。