平成28年ももう少しで終わります。
年を経るごとに時の過ぎるのをとても早く感じます。
本年も樹木葬霊園を通してご縁を頂いた方々が沢山いらっしゃいます。前にも書いたかもしれませんが、市原南霊園の樹木葬は、愛する人を亡くされた方々が自然と触れ合う事で少しでも心の安らぎを感じてくださればとの思いで、私自身が手造りした霊園です。
ご利用頂いている方はお客様ですが、私自身は同志のように感じています。あの場所に座っていると自分自身が心癒されます。私の心を込めたつもりの霊園です。数年前まで見ず知らずの方だった多くの皆さまとご縁を頂いて心から感謝しております。
また、まるで親類のようにお付き合いしてくださる方もいらしてとても有難く感じています。先日、ご利用頂いているK様から多額のご寄付を頂きました。宗教的な話になりますが、布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧を六波羅蜜と言って、人が修行しなければならない事柄があります。
布施とは、坊さんに出すお金と思われがちですが、全ての人に優しい言葉をかける事や困っている方に優しい手を差し伸べる行為などもお布施です。持戒は、決められたルールを守り、自分勝手な行いを戒める事です。忍辱は、どんな困難にも耐え忍ぶ強い心を持つ事です。精進は、向上心を持って努力する事です。禅定は、どんな時でも平常心を保つ事です。智慧とは、知識ではありません。真実を見極めて物の本質を理解できる心の目を持つ事です。
どの事柄も自然にできるようになるには大変なことです。K様から頂いたお金は本当に有難い心からのお布施です。葬儀や法事等で普段からお布施を頂いている身ですが、改めて自分自身が回りの方々に生かされている事を認識し身が引き締まる思いがしました。
皆様の為になるように良く考えて使うように致します。私自身も上記の六波羅蜜を実践できるよう努力したいと思います。Nさん、Oさん、Wさん、Tさん、また、檀家のKさんお世話になった方のお名前を上げたらきりがありません。
本当に有難うございました。
(写真は文章と何の関係もありませんが、樹木葬をご利用の方々が区画に植えた冬の花の写真です。)