暦の上では立冬を過ぎましたが、例年よりもまだ日中は暖かな日が多いように思います。朝と夕は寒く感じるようになって里山も少しずつ赤や黄色に色付き始めました。最近は温暖化のせいか紅葉が美しくなくなりましたが、イチョウやモミジは日当たりさえよければ美しく紅葉します。

里山の大半を占めるコナラも一斉に黄色く色付くと美しいのですが、遠くの山々のコナラは以前にご紹介したナラ枯れ病にやられてしまい枯れてしまった木が多いようです。園内の物は薬で処置しましたので枯れずに済んでいます。本格的に色付くのはこれからですが、熟したドングリが沢山落ちています。

  

  

枯れてしまった物もやがてドングリから芽を出して大きくなるのでしょうが、枯れてしまったぐらいの大きさになるには何十年もかかると思います。私はその姿を見る事は出来ないのだと思うと残念ですが、全てが諸行無常なのですから代わりに次の世代の人に見て頂ければと思います。赤く紅葉する木々で今がとても美しいと思うのは、メグスリの木です。自生している地域には沢山あるのだと思いますが、千葉県には自生の木はありません。所々にあるのは、私が植えた物です。微妙な赤い色が非常に奇麗だと思います。