10月も中旬を過ぎました。ここのところ台風や秋雨なのか分かりませんが、雨の日が多く秋らしい澄んだ空の日が少ないです。また、本来ならば秋らしい物を探せるはずですが、まだ、夏が残っているようです。寺にある柿の実とピラカンサスの実が赤く色づき始めたぐらいで、霊園内の芝生は緑色ですし、モミジの木も緑のままです。

 

 

あまりにも夏が暑すぎたからだと思いますが、落葉樹の葉が枯れたような色で沢山落ちています。千葉県の紅葉の時期は遅く、例年だと12月上旬ですので、これから段々と紅葉し始めるのかもしれませんが、枯れたような落ち葉が非常にあります。今頃は、夜になると虫たちの鳴く音が聞こえるはずですが、それも聞こえません。

温暖化なので夏が長いのは仕方がないのかもしれませんが、春夏秋冬の季節感が感じられなくなるのは残念です。道元禅師の歌に「春は花、夏ほととぎす、秋は月、冬雪さえてすずしかりけり」と言う歌がありますが、日本の文化、風習、思考なども季節の移ろいが大いに影響していると思います。