秋も深まってくると日中は暖かいですが、朝夕は寒さを感じます。
山の木々もだんだんと色づいてきましたが、千葉県の紅葉のピークは関東地方では、一番遅く11月下旬から12月だそうです。
紅葉よりも一足早く、木々の実は色づいています。写真の赤い実はピラカンサの実です。春には白い花が木を覆うように咲いてとてもきれいです。また、秋の赤い実も同様に、木を覆うように実ってきれいです。柿の実も黄色く色づいてきました。木の実の熟す時期をメジロやヒヨドリたちの鳥が良く知っていて、ある時、気が付くとすべて食べつくされています。
野の草花も沢山の実をつけています。写真の赤い実は、ヒヨドリジョウゴの実です。きれいな赤い実ですので思わず食べてみたくなります。熟するとヒヨドリたちが食べることから名前が付けられたようです。
サネカズラも赤い実ですが、おいしそうです。別名ビナンカズラと言って樹液を整髪料として利用したことからその名があるそうです。漢字で美男葛と書きます。
そして、山野にある実で一番有名だと思われる。カラスウリです。実際にカラスが食べているか不明ですが、まだ熟していない青い実はウリのように見えます。
樹木葬に植えられたエゴの木やマンリョウ、ウメモドキなどの実もヤマガラやヒヨドリたちのえさになります。そして、鳥たちに食べられた実のいくつかは、どこかに運ばれて新しく芽を出します。園内の清掃をしていると思わぬ所で、木々たちの小さな芽を発見することがあります。